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厳選ジャパン - 日本株20銘柄程度が対象の投資信託

去年設定されたばかりの投資信託「厳選ジャパン」の投資対象は何と日本株から20銘柄程度!

たったの20銘柄です。

運用会社はアセットマネジメントOneで信託報酬は年率1.6632%のアクティブ型。

厳選し過ぎていてポートフォリオ管理は逆に簡単にも思えるのですが、なかなか高額設定です。

#当投資信託SBI証券では「One - 厳選ジャパン」と表記されています

商品設計に無理がある?!

純資産は既に20億ありますが、何と何と限度額は1,000億円です!

20銘柄程度という縛りがある中で上限1,000億円に設定されており、正直なところ、商品設計に無理があるように感じます。

が、目論見書をしったかり読んでみると、20銘柄程度という縛りを委託会社(アセットマネジメントOne)の裁量で変更可能である旨の注記があります。

デリバティブ取引も可能!

厳選ジャパンは、日本株から高い利益成長が見込める銘柄を厳選するというコンセプトの投資信託ですが、デリバティブ取引も可能なようです。

目論見書では、デリバティブ取引はヘッジ目的に限定される事が記載されています。

投資信託でよく見るヘッジは、外貨建て資産へ投資する場合に為替の影響を極力抑えるための「為替ヘッジ」だと思います。

厳選ジャパンは日本株へ投資するので為替ヘッジはあり得ませんので、厳選ジャパンが想定しているヘッジとは、株価下落に備えたヘッジということでしょうか?

実際、目論見書の中には「実質株式組入比率は現物株式と株価指数先物取引を合計した組入比率」と記載があるので、いわゆる先物デリバティブ商品)も投資対象のようです。

分かりやすくは、株価の下落に備えて先物でヘッジをかけるというイメージでしょうか?

相場急変時にはこの実質株式組入比率を引き下げる可能性についても記載があり、相当自由な運用が許されているようです。

この投資信託は何?

ここまで記載した通り、厳選ジャパンは

・20銘柄程度という目安を変更可能

株価指数先物取引も投資対象

デリバティブ取引もヘッジ目的で利用可能

ということで、そもそものコンセプトから大きく異なる運用が許されている投資信託のようです。

これは、、、この投資信託は何なのでしょう?正直、不思議な投信です。

20銘柄に厳選する面白い投資信託かと思い調べてみましたが、具体的に購入する気はなくなりました。

運用レポートを見れば組入上位10銘柄は確認可能ですので、その中から気に入った銘柄を個別に購入した方が良さそうです。