IPO抽選結果:CREロジスティクスファンド投資法人(3487)
2018年最初のIPOとなるCREロジスティクスファンド投資法人(3487)のIPO抽選結果です。
大和証券で補欠当選していましたが、残念ながら「繰上当選なし」で最終落選が確定しました。
大和証券の他には、主幹事のSMBC日興証券や幹事証券のみずほ証券でも申し込んでいます。
(さらに、家族口座でも申し込んでいます)
が、全て落選しました。
なお、ネットでも取り扱いがない野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では申し込んでいません。(私は対面ではなく全てネット取引)
物流系のREITは人気ですし、ECの普及でさらに需要があると予想されていることからも普通に購入検討しているREITです。
(オフィス系REITは、20XX年問題なるものが囁かれ続けています。実際、都内は新しいオフィス建設も進んでいますし、これが全て供給されたら・・・と思うことはあります。)
ただ、本日2月5日は、日経平均も急降下中のため、2月7日上場というタイミング、運が悪かった・・・となるかもしれません。
初値が芳しくなければ長期保有目的で買いに入れるので、抽選に外れた身としては初値が公募価格と同値くらいだと潜在的な売り圧力もさばいた上で買えるので嬉しいのですが。
あ、カブドットコム証券でも申し込んでいました。後期型のため、抽選結果待ちです。(販売委託ですし期待は出来ませんが・・・)
厳選ジャパン - 日本株20銘柄程度が対象の投資信託
去年設定されたばかりの投資信託「厳選ジャパン」の投資対象は何と日本株から20銘柄程度!
たったの20銘柄です。
運用会社はアセットマネジメントOneで信託報酬は年率1.6632%のアクティブ型。
厳選し過ぎていてポートフォリオ管理は逆に簡単にも思えるのですが、なかなか高額設定です。
#当投資信託はSBI証券では「One - 厳選ジャパン」と表記されています
商品設計に無理がある?!
純資産は既に20億ありますが、何と何と限度額は1,000億円です!
20銘柄程度という縛りがある中で上限1,000億円に設定されており、正直なところ、商品設計に無理があるように感じます。
が、目論見書をしったかり読んでみると、20銘柄程度という縛りを委託会社(アセットマネジメントOne)の裁量で変更可能である旨の注記があります。
デリバティブ取引も可能!
厳選ジャパンは、日本株から高い利益成長が見込める銘柄を厳選するというコンセプトの投資信託ですが、デリバティブ取引も可能なようです。
目論見書では、デリバティブ取引はヘッジ目的に限定される事が記載されています。
投資信託でよく見るヘッジは、外貨建て資産へ投資する場合に為替の影響を極力抑えるための「為替ヘッジ」だと思います。
厳選ジャパンは日本株へ投資するので為替ヘッジはあり得ませんので、厳選ジャパンが想定しているヘッジとは、株価下落に備えたヘッジということでしょうか?
実際、目論見書の中には「実質株式組入比率は現物株式と株価指数先物取引を合計した組入比率」と記載があるので、いわゆる先物(デリバティブ商品)も投資対象のようです。
分かりやすくは、株価の下落に備えて先物でヘッジをかけるというイメージでしょうか?
相場急変時にはこの実質株式組入比率を引き下げる可能性についても記載があり、相当自由な運用が許されているようです。
この投資信託は何?
ここまで記載した通り、厳選ジャパンは
・20銘柄程度という目安を変更可能
・デリバティブ取引もヘッジ目的で利用可能
ということで、そもそものコンセプトから大きく異なる運用が許されている投資信託のようです。
これは、、、この投資信託は何なのでしょう?正直、不思議な投信です。
20銘柄に厳選する面白い投資信託かと思い調べてみましたが、具体的に購入する気はなくなりました。
運用レポートを見れば組入上位10銘柄は確認可能ですので、その中から気に入った銘柄を個別に購入した方が良さそうです。
シード平和(1739)を購入@2018年1月25日
JASDAQグロース上場のシード平和(1739)を購入しました。
出来高が少なく板がスカスカのため指値ではなかなか刺さらず、、、
▼25日の板
上も下もスカスカなので、下手な買い方、売り方をすると板を一気にぶち抜きます。
ひとまずエントリーに500株で約100万円分購入しようと試みましたが、400株しか買えず。
▼約定
目立たない銘柄ですが、PER7.97倍、経常利益は10億超で増益予想。
元々はディベロッパーの下請け建設会社のようですが、独自にホテル運営も開始し19年にも京都で新たにホテル開業予定です。
低PERでもあり、ホテル事業がインバウンド銘柄として注目されれば、流動性が乏しい事もあり株価が跳ね上がる事を期待です!
ホテルの株主優待が設定されることも期待ですし、JASDAQとマザーズの市場統合の噂も出ていますので、ちょっと存在感の薄いJASDAQグロースからの脱却にも期待しています。
ひとまずは会社の計画が下振れせずに進めば、どこかで注目されると踏んで、様子を見ながら継続して買い集める予定です。
手数料込みで平均取得単価は2,004.43円、400株。
注目の指数:MSCIフロンティア(MSCI FRONTIER MARKETS INDEX)
日経電子版でも紹介されましたが「MSCIフロンティア」に注目しています。
MSCIフロンティアは、新興国(エマージング)よりアグレッシブで、
・アルゼンチン
・クウェート
・ベトナム
・モロッコ
・ナイジェリア
の5カ国で約75%を占めています。
アルゼンチンだけで24.02%と1/4を占めている点は個人的に好きではないものの、新興国の「次」を狙うには良い指数です。
MSCIフロンティアって何?
MSCIフロンティアは、MSCI inc.が提供する「指数」です。
正式名称は"MSCI FRONTIER MARKETS INDEX"です。
構成国は、2017年12月時点で
アルゼンチン、バーレーン、バングラデシュ、ブルキナファソ、ベナン、クロアチア、エスニア、ギニアビサウ、コートジボワール、ヨルダン、ケニア、クウェート、レバノン、リトアニア、カザフスタン、モーリシャス、マリ、モロッコ、ニジェール、ナイジェリア、オマーン、ルーマニア、セルビア、セネガル、スロベニア、スリランカ、トーゴ、チュニジア、ベトナム
の29カ国です。
#構成国は比較的変化します。(例:2015年5月では25カ国)
アフリカ、特に西アフリカ諸国が多いのが特徴と言えそうです。
MSCIフロンティアへ投資するには?
MSCIフロンティアは、その名の通り、MSCIの指数ですので、指数連動のETFや投資信託が提供されているかと思いきや、そのものではなく「MSCI フロンティア・マーケット100インデックス(MSCI Frontier Markets 100 Index)」に連動するETFがメジャーです。
「MSCI フロンティア・マーケット 100 インデックス(MSCI Frontier Markets 100 Index)」は、MSCIフロンティアの構成銘柄からいくつかの条件を満たす100銘柄で構成される指数です。
#条件とは、流動性基準等を満たした銘柄の内、浮動株調整後時価総額の上位100
具体的には、
・iシェアーズ MSCI フロンティア 100 ETF
が提供されています。
「NYSE Arca」(NYSEアーカ取引所)に上場するETFです。
iシェアーズシリーズですので、経費の安いETFを提供する事で知られるブラックロック提供です。
詳しくは、ブラックロックの以下ページで確認可能です。
ただし、米国市場のETFですので当然ながら「米ドル」での取引になります。(=外国株式)
実際に投資するには、外株の取り扱いがある証券会社からの購入となります。
円建ての投資信託で投資するには?
「iシェアーズ MSCI フロンティア 100 ETF」の投資対象は、外国株式ですので、ドル建ての投資でも円建ての投資でも本質的に変わらないようにも思えますが、それでも円建ての投資信託で投資したい場合は、純資産額の多い「グローイング・フロンティア株式ファンド」などが「フロンティア諸国」を対象にした投資信託です。
なお、面白いところでは、SBIアセットマネジメントの「ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド」がアジアのフロンティア諸国を対象にした投資信託です。具体的には、カザフスタン、モンゴル、スリランカ、バングラデシュ、ベトナムの5カ国です。この投資信託が面白いのは、SBI証券のiDeCoで取扱商品に入っている点です。iDeCoでフロンティア諸国へ積立投資を行うなら、この投資信託です。
フロンティア諸国への投資は経費もリスクも高い
なお、フロンティア諸国への投資は「経費」も「リスク」も高い点に注意が必要です。
特に「iシェアーズ MSCI フロンティア 100 ETF」以外の投資信託は基本的にアクティブ型のため、信託報酬は1%超です。(情報量の少ないフロンティア諸国の銘柄をリサーチするには費用がかかるので高いのは致し方ない面は多分にあります)
また、MSCIフロンティアで比率が最も高いアルゼンチンは、かつてデフォルト(債務不履行)を起こした国です。
成長著しいとは言え、先進国や主要な新興国とは異なる点に注意が必要です。